植毛 危険性

植毛の危険性

薄毛治療の中には「植毛」という方法もあります。人工毛を使う場合、自毛を使う場合とあり、どちらにしても外科手術的なアプローチですので、効果は確かなのですが、施術方法によっては危険をともなうこともあります。

 

現在では様々な育毛法があり、一昔前と比べると、薄毛治療も進歩したと言える現状です。内服薬、外用薬を利用されるかたも多くおられますが、直接的に「髪を植えてしまうというダイレクトな方法が植毛です。麻酔を使用し、外科手術同様に行いますので、効果は確かで確実に頭髪を増やすことが可能です。

 

メリットは?

植毛には2種類があり、人工グラファイト毛を使用する「人工植毛」と、後頭部などの残った部分の自分の頭髪を切り取って移植する「自毛植毛」に分けられます。それぞれにメリットがありますが、同じく「危険性」もあります。

 

まず、人工グラファイト毛を使用する人工植毛では、希望の髪型を実現でき、大幅に毛量をアップすることができます。しかしその反面、人体に”異物”を植えこむわけですから、体はもちろん拒否反応を示します。人体には、突き刺さった棘でも時間をかけて皮膚から押し出す性質がありますので、人工植毛の場合も同様に、いつかは全て抜け落ちてしまうのです。1年ほど経てば50%くらいは無くなるのが一般的です。

 

そして異物は皮膚に対して同化しませんので、皮膚は「穴の開いた状態」になり、皮膚のバリア機能が低下し、炎症などの肌トラブルがつきものとなります。常に頭皮トラブルに対してケアをしなければならないのはかなりの負担となるでしょう。異物が大量に頭皮に食い込んだ状態は正常とは言えないのです。悪化した場合は皮膚科での治療が不可欠になります。

 

他に気おつけることは?

これに対して「自毛植毛」の方は拒絶反応などは起こりません。ただ一度移植した自毛は一度抜け落ちて、そこから再成長しますので、効果が現れるまでは数ヶ月から1年以上はかかります。また、あまりにも全体的に薄毛が進行している場合などは移植に使用する頭髪が少ないと、希望通りの髪型にすることはできませんので、重度の薄毛には向かない方法です。

 

また後頭部など、残留する毛髪を取る際に頭皮は強く傷ついてしまいますので、それが傷跡として残ってしまったり、凹凸が出来上がってしまうこともあります。

 

麻酔も必要

どちらも麻酔を使用しますので、麻酔による重度な副作用から免れることはできませんので、自分の健康状態を考慮に入れる必要もあります。コスト的には自毛植毛は1回で済みますが高額で、1回の施術の安い人工植毛は数カ月ごとに施術し続ける必要がありますので、結果的にはかなりのコストがかかってしまいます。

 

どちらにしても薄毛の根本治療にはなりませんので、AGA(男性型脱毛症)や頭皮環境の悪化が原因の薄毛の症状が進行してしまうと、どうしても自然なヘアスタイルではなくなります。施術箇所を増やしたりして再手術の必要性がでてくることになるでしょう。